さくっと新薬

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資格紹介:漢方薬・生薬認定薬剤師(取得途中)

12/31更新

 

今年は時間的余裕があるので、さまざまな資格取得に挑戦しています。

公式ホームページに取得方法など記載されていますが、わかりづらいことが多いので、ざっくりとまとめます。

また、取得後は、実務において取得意義があるのか、実務・生活に活かせる知識・技能が身につくのか。なども主観でコメントいたします。

進行状況に合わせて追記、更新していきます。

 

日本薬剤師研修センターのホームページはとにかくわかりづらいです。お気をつけください。あっちこっち飛ばされてどこから読めばわかりません。数年前はこのせいで諦めました。

また、2021・2022年は電子システムPECSの導入もありましたが、延期に次ぐ延期、ひどい文面のお知らせ、などありました。本当にお気をつけください。

漢方薬・生薬認定薬剤師とは

・専門業務分野においてあるレベル以上の能力と適性を持っていることを試問等により確認し、その能力を証明された薬剤師を指します。

・認定されたことにより、患者や処方医師に自信を持って漢方薬・生薬に関する情報提供ができます。

・「漢方薬・生薬認定薬剤師」であることを、認定証掲示やIDカード着装により、患者や他の医療従事者にアピールすることもできます。

(日本薬剤師研修センター ホームページより 漢方薬・生薬認定薬剤師制度とは )

漢方薬・生薬認定薬剤師になるには

必要な講習、研修、単位は?

新規認定の場合

座学orインターネット研修

・9回の講義研修(全45講演)

・1回の薬用植物園実習(必修)

漢方薬・生薬研修会試問に合格(過去問: 過去の試問と解答 )

更新の場合

・3年間で30単位(うち、必須研修15単位以上)

・毎年5単位以上

必要な金額

・受講代+テキスト代→税込60,500円

・申請料→税込22,000円(新規、更新ともに)

どこで申し込む?

薬剤師研修・認定電子システム

https://pecs.jpec.or.jp/_/pharmacist/

いつ申し込む?(2022年度)

・座学研修→2022年3月11日~2022年4月10日(45名)

・インターネット研修→2022年4月1日~2022年5月25日(500名)

新規認定用の研修の経過

インターネット研修を4月上旬に申し込んで、6月の頭頃にテキストが届いたと思います。

なお、座学研修の場合は毎月1回、日曜日にベルサール八重洲(東京)に行かなくてはなりません。

1回につき、60~70分の講座が5本です。

・第1回配信 7/1

漢方の歴史、傷寒論金匱要略、食品の区分、漢方栽培など

直接業務には関与しないだろうが、背景を知っておくための講座でしょうか。

 

・第2回配信 8/1 

学名のつけかた、植物分類学、含まれる成分、生薬の加工方法など

第9回講座「漢方の基本概論」第10回講座「漢方臨床概論」からやっと、体系的な勉強が始まりそうな予感。第8回までは概論の手前の豆知識、漢方を学ぶとっかかりのような講義だった。

 

・第3回配信 9/1 ←今ここ

「漢方とセルフメディケーションOTCには生薬・漢方がたくさん含まれてるよという話。

漢方薬の服薬指導」味やにおいについての服薬指導。酸っぱい漢方薬を「腐ってる」として飲まなかった患者など。

第2回配信で、体系的な勉強に入ったかと思いきや、また単発的な講座へ戻っている。

 

・第4回配信 10/1

「神経・精神」「認知症に有効な漢方薬」漢方の認知度をあげ、有用性を確保するため、多くの処方と症例で臨床試験を実施していることがわかった。また、「証」についての解説も少々入っている。

 

・第5回配信 11/1 

六病位の説明。太陽・少陽・陽明・太陰・少陰・厥陰。

生活習慣病」高血圧などを八綱分類して、証にあてはめる。それにあった処方を解説する。

漢方を西洋医学に無理やりあてはめようとするものではなく、漢方学を教えようとするいい講座だった。

 

・第6回配信 12/1 ←今ここ

疼痛に使う漢方、生薬成分の合成経路など。

また、あまり面白くない講座に戻った。

 

・第7回配信 12/30

 

・第8回配信 未

 

・第9回配信 未

 

・薬草園実習

晩春に、某大学の薬草園実習にいってまいりました。教室にて1時間ほど、植物分類学のさわりや、大学内にある薬草の種類の説明を受けました。

2時間ほど薬草園で観察です。生えている漢方・生薬植物を目にすることは少ないと思われますので、時間が経つのが早いです。

(私は大学の頃に見ていたので、なつかしさがありました)

 

試問に関して

 

取得難易度

 

取得によるメリット