さくっと新薬

新薬の情報をシンプルにまとめたい 研修、勉強なども 薬局薬剤師の参考になれば

製造販売・効能等追加承認(2022/09/26)

製造販売

マンジャロ皮下注アテオス2.5、5、7.5、10、12.5、15mg

一般名 :チルゼパチド

効能効果:2型糖尿病

用法用量:通常、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後、週1回5mgを維持量とする。週1回5mgで効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mgずつ増量できる。最大用量は週1回15mg。

禁忌  :糖尿病性ケトアシドーシス、昏睡、重症感染症、手術等

重大な副作用:低血糖、急性膵炎

頻度の高い副作用:悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛

相互作用:本剤の胃内容物排出遅延により、経口避妊薬の効果減弱

食事の影響:ーーー

注意点 : 冷所保管。室温で保管する場合は、30℃を超えない場所で外箱から出さずに保管し、21日以内に使用すること。投与開始時のBMIが23未満の患者での有効性・安全性は検討されていない。

忘れたら:次回投与までの期間が72時間以上であれば気づいた時点で直ちに投与。次回投与まで72時間未満であれば投与せず、次の定めた曜日に投与する。

グラアルファ配合点眼液

一般名 :リパスジル・ブリモニジン

効能効果:他の治療が効果不十分な緑内障・高眼圧症

用法用量:1回1滴、1日2回点眼

禁忌  :2歳未満

重大な副作用:ーーー

頻度の高い副作用:結膜充血、結膜炎、眼刺激

相互作用:降圧、鎮静作用を増強する可能性がある

食事の影響:ーーー

注意点 : 全身的に吸収され、眠気、めまい、徐脈、低血圧等があらわれることがあり、運転注意

忘れたら:ーーー

コセルゴカプセル10、25mg

一般名 :セルメチニブ

効能効果:神経線維腫症1型における叢状神経線維腫

用法用量:1日2回空腹時、体表面積により投与量は変動

禁忌  :妊婦、重度の肝機能障害

重大な副作用:心機能・眼・肝機能・消化管障害、横紋筋融解症、貧血・血球減少

頻度の高い副作用:発疹、ざ瘡、皮膚乾燥、脱毛

相互作用:CYP3Aにより代謝、CYP2C19も関与する。CYP3Aの強い阻害・誘導剤との併用は可能な限り避ける。添加剤にビタミンEが含まれており高用量摂取により出血リスクの可能性がある。

食事の影響:食事によりCmax、AUCが低下するため食事の1時間前から食後2時間までの服用は避ける。

注意点 : 3歳未満、19歳以上の有効性・安全性は確立していない。吸湿により品質に影響がある可能性があるため、分包せずボトルで交付すること。ボトルから乾燥剤は取り出さないこと。脱カプセル等不可。

忘れたら:ーーー

フィンテプラ内用液2.2mg/mL

一般名 :フェンフルラミン

効能効果:他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないDravet症候群患者におけるてんかん発作に対する抗てんかん薬との併用療法

用法用量:スチリペントールを併用する場合としない場合で変動する。

禁忌  :MAO阻害剤投与中または中止14日以内の患者

重大な副作用:心臓弁膜症、肺動脈性高血圧症、セロトニン症候群

頻度の高い副作用:疲労、食欲減退、傾眠

相互作用:CYP1A2、2B6、2D6で代謝される。

食事の影響:食事の影響は認められなかった

注意点 : 薬剤交付前にアダプターをボトルに装着する。付属のピペットを使用し、他の飲食物・薬剤と混ぜずに服用させる。冷蔵、凍結しない。開封後3か月以内に使用する。

忘れたら:ーーー

リバゼブ配合錠LD、HD

一般名 :ピタバスタチン・エゼチミブ

効能効果:高コレステロール血症、家族性高コレステロール血症

用法用量:1日1回1錠を食後。

禁忌  :重篤な肝機能障害、胆道閉塞、シクロスポリン、妊婦

重大な副作用:横紋筋融解症、ミオパチー、肝機能障害、血小板減少、間質性肺炎

頻度の高い副作用:ALT上昇

相互作用:ピタバスタチンはCYPによりほとんど代謝されない

食事の影響:ピタバスタチンは食後は空腹時に比べCmax42.5%上昇、AUCに大きな差はなし。エゼチミブは食後は空腹時に比べCmax32.2%上昇、AUCに大きな差はなし。

注意点 : 初回から当配合剤を使用しない

忘れたら:ーーー

ナノゾラ皮下注30mgシリンジ

一般名 :オゾラリズマブ

効能効果:既存治療で効果不十分な関節リウマチ

用法用量:1回30mgを4週間の間隔で皮下投与

禁忌  :重篤感染症、活動性結核脱髄疾患、うっ血性心不全

重大な副作用:重篤感染症、血管、ループス様症候群、間質性肺炎脱髄疾患重篤な血液障害

頻度の高い副作用:上咽頭炎

相互作用:ーーー

食事の影響:ーーー

注意点 : 外箱に入れて冷所保管する。開封後は遮光して、

忘れたら:ーーー

テゼスパイア皮下注210mgシリンジ

一般名 :テゼペルマブ

効能効果:気管支喘息(既存治療によっても喘息症状をコントロールできない重症又は難治の患者に限る)

用法用量:12歳以上には1回210mgを4週間隔で皮下注射する

禁忌  :過敏症

重大な副作用:心臓障害

頻度の高い副作用:注射部位反応

相互作用:ーーー

食事の影響:ーーー

注意点 : 投与中の生ワクチンは安全性が確認されていないので避けること。投与60分前に冷蔵庫から取り出し、外箱に入れたまま25℃以下の室温に戻しておくことが望ましい。

忘れたら:ーーー

ソーティクツ錠6mg

一般名 :デュークラバシチニブ

効能効果:既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症

用法用量:1回6mgを1日1回

禁忌  :重篤感染症、活動性結核

重大な副作用:重篤感染症

頻度の高い副作用:上気道感染

相互作用:CYP1A2、UGT1A9、CES2、P-gp、BCRP、OCT1の基質

食事の影響:高脂肪・高カロリー食摂取後は空腹時と比べてCmax24%減少しAUCは同程度

注意点 : 感染リスクを増大させる可能性あり

忘れたら:ーーー

エザルミア錠50、100mg

一般名 :バレメトスタット

効能効果:再発又は難治性の成人T細胞白血病リンパ腫

用法用量:1回200mgを1日1回空腹時

禁忌  :過敏症

重大な副作用:骨髄抑制、感染症

頻度の高い副作用:脱毛症、味覚不全

相互作用:CYP3A4によって代謝、P-gp阻害

食事の影響:空腹時に比べて、高脂肪食後はCmax0.487、AUC0.703 低脂肪食後はCmax0.375、AUC0.466

注意点 : 食後はCmax、AUCが低下するので食後1時間前から食後2時間までの服用は避ける

忘れたら:ーーー

メトジェクト皮下注7.5、10、12.5、15mgシリンジ

一般名 :メトトレキサー

効能効果:関節リウマチ

用法用量:7.5mgを週に1回皮下注射する。最大15mg

禁忌  :妊婦、骨髄抑制、慢性肝疾患、腎障害、胸水・腹水、活動性結核

重大な副作用:骨髄抑制、感染症結核、劇症肝炎、急性腎障害、間質性肺炎、TEN、SJS、出血性腸炎、膵炎、骨粗しょう症、脳症

頻度の高い副作用:白血球減少、肝機能障害、悪心、口内炎

相互作用:複数あり、添付文書要確認

食事の影響:ーーー

注意点 : 凍結を避け25℃以下で保管。

忘れたら:ーーー

効能等追加

リンヴォック錠7.5、15、30、45mg

中等症から重症の潰瘍性大腸炎寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分に限る)(45mgは寛解導入のみ)

トビエース錠4、8mg

神経因性膀胱における排尿管理の小児用量追加