さくっと新薬

新薬の情報をシンプルにまとめたい 詳細は添付文書を調べてね

DSU No.301(2021.8)

新薬の情報のみでは、更新回数があまりにも少なくなるので、試験的に他の情報もシンプルにまとめたい。

私がチェックしているものからいくつか抽出してざっくりとまとめ更新してみます。

他にも新人・若手薬剤師の役に立つものがあればまとめていきたい。

 

硫酸マグネシウム

追加:妊娠中の長期投与で出生児にくる病様の骨病変が認められることがある。

コートリル

追加:新生児及び乳児において一過性の肥大型心筋症が起こる可能性がある。

 

製造販売・効能等追加承認(2021/9/27)

製造販売

モイゼルト軟膏0.3%、1%

一般名 :ジファミラスト

効能効果:アトピー性皮膚炎

用法用量:成人は1%を1日2回、小児は0.3%を1日2回。

禁忌  :過敏症

重大な副作用:記載なし

頻度の高い副作用:色素沈着

相互作用:ーーー

食事の影響:ーーー

注意点 :皮疹の面積0.1m2あたり1gを目安として塗布する。1%製剤で4週間以内に改善が認められない場合は、中止すること。

忘れたら:記載なし

ビンマックカプセル61mg

一般名 :タファミジス

効能効果:トランスサイレチン型心アミロイドーシス(野生型及び変異型)

用法用量:1回61mgを1日1回

禁忌  :過敏症

重大な副作用:記載なし

頻度の高い副作用:γGTP増加、咳嗽、下痢、悪心、めまい、尿路感染、掻痒症

相互作用:BCRP阻害作用を示す

食事の影響:空腹時に比べ、食後でCmaxは32%増加したが、AUCは食事の影響を受けず。

注意点 :忍容性がなく減量する場合には、タファミジスメグルミン20mgを含有する製剤(ビンダケルカプセル20mg)を使うこと。本剤1カプセル(タファミジス遊離酸61mg)とビンダケル4カプセル(タファミジスメグルミン80mg)が血漿中濃度が同等となる。ビンダケル4カプセルを使用している患者のみビンマック1カプセルへ切り替え可能。

忘れたら:記載なし

サイバインコ錠50mg、100mg、200mg

一般名 :アブロシチニブ

効能効果:既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎

用法用量:12歳以上に、100mgを1日1回。最大200mg。

禁忌  :重篤感染症、活動性結核、重度の肝機能障害、好中球が1000/mm3未満、リンパ球が500/mm3未満、ヘモグロビンが8g/dL未満、血小板が50000/mm3未満、妊婦

重大な副作用:感染症静脈血栓塞栓症、血小板減少、ヘモグロビン減少、リンパ球減少、好中球減少、間質性肺炎、肝機能障害、消化管穿孔

頻度の高い副作用:悪心、腹痛、疲労、上咽頭炎、頭痛、ざ瘡

相互作用:CYP2C19、2C9で代謝される。

食事の影響:高脂肪食後は空腹時に比べ、AUC26%、Cmax29%増加した。

注意点 :本剤投与時も保湿外用剤を継続。免疫抑制作用が増強することが予想されるので、生物製剤、他の経口JAK阻害剤、シクロスポリン等の免疫抑制剤(局所製剤以外)との併用はしないこと。疾病を完治させる薬剤でなく、本剤投与中も保湿外用剤等を併用する必要があることを患者に対して説明する。

忘れたら:記載なし

レットヴィモカプセル40mg、80mg

一般名 :セルぺルカチニブ

効能効果:RET融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

用法用量:1回160mgを1日2回

禁忌  :過敏症

重大な副作用:肝機能障害、QT延長、過敏症、高血圧

頻度の高い副作用:口内乾燥、下痢、浮腫、疲労、発疹

相互作用:CYP3A4で代謝。CYP2C8および3Aの阻害。pH上昇により溶解度低下。CYP3A阻害・誘導剤、PPIH2ブロッカー、制酸剤は可能な限り併用を避ける。

食事の影響:高脂肪食後は空腹時に比べ、Cmax0.862、AUC1.09

注意点 :ーーー

忘れたら:記載なし

エフメノカプセル100mg

一般名 :プロゲステロン

効能効果:更年期障害及び卵巣欠落症状に対する卵胞ホルモン剤投与時の子宮内膜増殖症の発症抑制

用法用量:卵胞ホルモン剤の投与開始日から100mgを1日1回寝る前。もしくは、卵胞ホルモン投与開始日を1日目として、15~28日目まで200mgを1日1回寝る前。これを1周期として繰り返す。

禁忌  :診断未確定の性器出血、重度の肝機能障害、乳がんの既往歴・疑い、生殖器癌の既往歴・疑い、血栓塞栓症、重度の血栓性静脈炎、脳出血ポルフィリン症

重大な副作用:血栓症

頻度の高い副作用:回転性めまい、下腹部痛、悪心、便秘、末梢性浮腫、不正子宮出血

相互作用:ーーー

食事の影響:食後は空腹時に比べ、AUC、Cmaxは上昇する傾向。tmax、t1/2は影響を受けない。

注意点 :傾眠、めまいによって運転等注意。

忘れたら:記載なし

タブネオスカプセル10mg

一般名 :アバコパ

効能効果:顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症

用法用量:1回30 mgを1日2回朝夕食後

禁忌  :過敏症

重大な副作用:

頻度の高い副作用:

相互作用:CYP3A4で代謝、弱く阻害する。強い又は中等度のCYP3A4誘導剤は併用を避け、弱い薬剤へ変更を考慮する。

食事の影響:日本人、空腹時と低脂肪食後の比較、tmax 1.5h→2.5h、t1/2 44.3h→109h、Cmax1.08倍、AUC2.11倍

注意点 :投与中はニューモシスチス肺炎の予防措置を考慮する。

忘れたら:記載なし

効能等追加

アジルバ錠10mg、20mg、40mg

高血圧症に小児用量を追加

エンレスト錠100mg、200mg

高血圧症の効能追加

ヒュミラ皮下注20mg、40mg、80mgシリンジ、40mg、80mgペン

中等症又は重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分)小児用量の追加を含む効能追加

コセンティクス皮下注150mgシリンジ、ペン

既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬の小児用量追加

イムブルビカカプセル140mg

造血幹細胞移植後の慢性移植片対宿主病(ステロイド剤の投与で効果不十分)の効能追加

ラパリムス錠1mg

難治性リンパ管疾患(リンパ管腫(リンパ管奇形)、リンパ管腫症、ゴーハム病、リンパ管拡張症)の効能追加

ノクサフィル錠100mg

侵襲性アスペルギルス症の治療の効能追加

リンヴォック錠7.5mg、15mg、30mg

既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎の効能追加

製造販売・効能等追加承認(2021/8/25)

効能等追加

ウプトラビ錠0.2mg、0.4mg

外科的治療不適応又は外科的治療後に残存・再発した慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対する効能追加

カボメティクス錠20mg

根治切除不能又は転移性の腎細胞癌に対するオプジーボ点滴静注との併用療法の用法等追加

ダラキューロ配合皮下注

全身性ALアミロイドーシスに対する効能追加
ベルケイド注射用、注射用エンドキサン・エンドキサン錠、デカドロン錠との併用療法

デカドロン錠0.5mg、4mg

全身性ALアミロイドーシスに対する効能追加
ダラキューロ配合皮下注、ベルケイド注射用、注射用エンドキサン・エンドキサン錠との併用療法

フェントステープ0.5mg、1mg、2mg、4mg、6mg、8mg

オピオイド鎮痛剤で治療困難な中等度から高度の疼痛を伴う各種がんにおける鎮痛(他のオピオイド鎮痛剤から切り替えて使用する場合に限る。)に対する小児用量追加

フォシーガ錠5mg、10mg

慢性腎臓病に対する効能追加

リクシアナ錠15mg、OD錠15mg

出血リスクの高い高齢の非弁膜症性心房細動患者への用量追加

リンヴォック錠7.5mg、15mg

既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎に対する効能追加

エンドキサン錠50mg

全身性ALアミロイドーシスに対する効能追加
ダラキューロ配合皮下注、ベルケイド注射用、デカドロン錠との併用療法

製造販売・効能等追加承認(2021/6/25)

効能等追加

セルセプトカプセル250、懸濁用散31.8%

造血幹細胞移植における移植片対宿主病の抑制に対する効能追加

ミコフェノール酸モフェチルカプセル250mg「ファイザー

造血幹細胞移植における移植片対宿主病の抑制に対する効能追加

製造販売・効能等追加承認(2021/6/23)

製造販売

アイモビーグ皮下注70mgペン

一般名 :エレヌマブ

効能効果:片頭痛発作の発症抑制

用法用量:70mgを4週間に1回皮下投与

禁忌  :過敏症

重大な副作用:重篤な便秘

頻度の高い副作用:注射部位反応、傾眠、便秘

相互作用:ーーー

食事の影響:ーーー

注意点 :頭痛発作の軽減などにより日常生活に支障をきたさなくなった場合は、中止を考慮する。発作治療薬ではない。重篤な合併症を伴う便秘が発現するおそれがある。投与30分前に冷蔵庫から取り出し、室温に戻す。激しく振らない。上腕、腹部、大腿部へ投与。遮光を保つため、外箱に入れた状態で保存する→箱のまま調剤。

忘れたら:可能な限り速やかに投与を行い、以降はその日を起点として4週間に1回投与する。

エブリスディドライシロップ60mg

一般名 :リスジプラム

効能効果:脊髄性筋萎縮症

用法用量:2か月以上2歳未満には0.2mg/kg、2歳以上の体重20㎏未満では0.25mg/kg、20kg以上では5mgを1日1回食後。

禁忌  :過敏症

重大な副作用:ーーー

頻度の高い副作用:発疹、上気道感染、皮膚変色

相互作用:ーーー

食事の影響:食後投与は空腹時に比べて、Cmax1.2%上昇、AUC5.4%低下

注意点 :口腔内に残るのを防ぐため、服用後に水を飲ませる。溶液に調製してから交付する。吸入しない、手袋を着用し、皮膚や粘膜に触れないよう注意する。調製した溶液は冷蔵保管し他の容器に移し替えない。調製後64日以内に使用する。専用ディスペンサーで服用させる。調合乳・母乳に混ぜない。

忘れたら:予定時間から6時間以内であれば速やかに服用。6時間をこえた場合は翌日の予定時間。

ベリキューボ錠2.5mg、5mg、10mg

一般名 :ベルイシグアト

効能効果:慢性心不全で、標準的な治療を受けている患者

用法用量:1回2.5mgを1日1回食後から開始し、2週間間隔で1回5mgおよび10mgへと段階的に増量する。

禁忌  :リオシグアト投与中

重大な副作用:低血圧

頻度の高い副作用:めまい、頭痛、悪心

相互作用:禁忌、リオシグアト(アデムパス)。PDE5阻害剤、硝酸剤、NO供与剤は併用注意。

食事の影響:高脂肪・高カロリー食後は空腹時に比べtmaxが4時間に延長。5mgはAUC19%、Cmax9%上昇し、10mgはAUC44%、Cmax41%上昇。

注意点 :めまいのため、運転注意。

忘れたら:添付文書に記載なし

レベスティブ皮下注用3.8mg

一般名 :テデュグルチド

効能効果:短腸症候群

用法用量:1日1回0.05mg/kgを皮下注射

禁忌  :胃腸、肝胆道、膵臓に悪性腫瘍のある患者。5年以内にそれらの既往がある患者。

重大な副作用:腸ポリープ、腸閉そく、胆道障害、膵疾患、体液貯留

頻度の高い副作用:腹痛、注射部位反応、消化管ストーマ合併症

相互作用:ーーー

食事の影響:ーーー

注意点 :本剤の作用により、経口剤の吸収を高める可能性あり。保存剤を含有していないため、調整後は3時間以内に使用。腹部、大腿部、上腕部。

忘れたら:添付文書に記載なし

ツイミーグ錠500mg

一般名 :イメグリミン

効能効果:2型糖尿病

用法用量:1回1000mgを1日2回朝夕。

禁忌  :過敏症、重症ケトーシス・糖尿病性昏睡・前昏睡・1型糖尿病、重症感染症・手術前後・重篤な外傷

重大な副作用:低血糖

頻度の高い副作用:悪心、下痢、便秘

相互作用:糖尿病薬、血糖降下作用を増強・減弱する薬剤

食事の影響:ーーー

注意点 :ビグアナイド系と一部作用機序が重なるため、薬剤選択に注意。

忘れたら:添付文書に記載なし

タズベリク錠200mg

一般名 :タゼメトスタット

効能効果:再発又は難治性のEZH2遺伝子変異陽性の濾胞性リンパ腫(標準的な治療が困難な場合に限る)

用法用量:1回800mgを1日2回

禁忌  :過敏症

重大な副作用:骨髄抑制、感染症

頻度の高い副作用:悪心、味覚異常、脱毛症

相互作用:CYP3A4で代謝され、CYP3A4を誘導する。CYP2C8を阻害する。CYP3A阻害剤(フルコナゾール、ボリコナゾール、クラリスロマイシン等)、グレープフルーツジュースは可能な限り併用を避ける。

食事の影響:絶食に比較して摂食下ではtmaxが3時間遅延した。

注意点 :グレープフルーツジュースを避けるよう記載あり

忘れたら:添付文書に記載なし。

ハイヤスタ錠10mg

一般名 :ツシジノスタット

効能効果:再発又は難治性の成人T細胞白血病リンパ腫

用法用量:1日1回40mgを週2回、3又は4日間隔で食後

禁忌  :過敏症、妊婦

重大な副作用:骨髄抑制、間質性肺疾患、感染症不整脈、QT延長

頻度の高い副作用:下痢、悪心、倦怠感、体重減少、食欲減退、味覚異常

相互作用:CYP3A4により代謝される。強いCYP3A阻害剤、抗不整脈薬、QT延長のある薬剤は併用を避けることが望ましい。

食事の影響:高脂肪食後は空腹時に比べ、Cmax0.757、AUC1.094でtmaxは2.5時間遅延した。

注意点 :ーーー

忘れたら:添付文書に記載なし。

製造販売・効能等追加承認(2021/5/27)

効能等追加

ニンラーロカプセル2.3mg、3mg、4mg

幹細胞移植歴のない、初回治療後の多発性骨髄腫における維持療法に対する効能追加

リンヴォック錠7.5mg、15mg

既存治療で効果不十分な関節症性乾癬に対する効能追加